デジタルが苦手でもできた!アナログ中心からの脱却のための工夫
- アナログな園運営、今後若手の先生を採用するにあたってもデジタル化の必要性を感じていた
- 業者を通した写真の共有・販売でクラス担任の負担が大きかった
- コロナ禍で保護者とのコミュニケーション機会が減少していた
- 手作業でやっていた写真のクラス分けの手間がかんたんに
- フレッシュな情報を写真と共に伝えられ、保護者にとっても安心感につながった
- 先生達から自発的にこまめに情報発信をするように
大分県保育の現場働き方改革実践支援事業のモデル園でもある幼保連携型認定こども園「吉野こども園」副園長の上曽山摩耶先生と、きりん組担任の川野奈緒美先生に、ルクミー導入の進め方や利用した感想をうかがいました。
社会福祉法人松岳会
幼保連携型認定こども園 吉野こども園
副園長 上曽山 摩耶 先生
(大分県大分市)
大分県のモデル園に選出。補助金も追い風に
まずICTを導入しようとした背景について教えてください
上曽山先生:
吉野こども園は令和3年度大分県保育の現場働き方改革実践支援事業のモデル園に選ばれました。これをきっかけに園を変えていこうと考えていました。
それにくわえて、ICT補助金もあるということでより前向きに検討でき、保育のICTサービスを提供している会社をいくつか調べていきました。
他社とも比較をしてルクミーを選んでいただいた理由はなんですか?
上曽山先生:
まずは機能が充実していることです。
また、ルクミーフォトは以前から使用していたので連携も簡単そうだなと思っていました。
他社も比較しましたが他の写真サービスとセット売りだったこともあり、写真サービスはルクミーのままが良かったので、結果的にルクミーにお願いしました。
デジタルに苦手意識が多い先生達、ICT化に向けて意識して行ったこと
ルクミー導入前はデジタル機器などは使われていましたか?
上曽山先生:
いいえ、アナログ中心でした。
「いつかICT化の時代はくるだろう」と見込んでいたので、令和2年の園舎増改築工事の際にWi-Fi環境は整えていました。タブレットも補助金でまかなえたのでその点でも負担は少なかったです。
ICT化を進めるにあたって、機械を苦手とする先生方から反対や不安の声なども聞かれることもあるようですが……。
そうですね、この園は勤続年数が長い40代以上のベテランの先生も多く、おたよりも連絡帳も全て手作業でした。
そこで「誰かが引っ張っていかないと!」と思って私が中心となって進めました。
私も特別デジタルに強いわけではないですが、他の園であれば若い方やSNSを日常的に使っている方など必ず一人はいらっしゃいますよね(笑)。
心配していたことは他の先生方が「使いこなせるか?」よりも「使う気になってくれるか?」でした。
セットアップは私の方でおこなって、ややこしい設定はせずにすぐに使えるようにして「わからないことがあったら何でも聞いて!」といった状況にしました。
「日常的にスマートフォンを使っているなら大丈夫だよ!同じだよ!」という働きかけをしましたね。
川野先生:
マニュアルにくわえて導入の研修や試用期間もあったので、「こうやって使うんだな」とイメージが湧きやすかったです。
上曽山先生:
使ってみると「意外とできるじゃん!」といった雰囲気でしたね。
私でもわからないことは電話でルクミーに質問できたので、やってこれました!
今は軌道にのって、先生方から楽しんで自発的に色々な機能を触ってみているので、私の手からはだいぶ離れて楽になりましたね。
保護者への説明や導入後の反応はいかがでしたか?
上曽山先生:
導入前まではアナログで、かつコロナの影響もあり一同に集めた説明会もできなかったので、おたよりで保護者の皆さんにお伝えしました。
そのおたよりも、写真付きで伝わりやすいような工夫をしました。
保護者の方もスマートフォンを日常的に使っているので、大きなトラブルなくスムーズに移行できたかと思います。
写真の仕分けの手間が省け、連絡帳に日々の写真を添えられるのが嬉しい
ルクミー導入前後での変化を教えてください
上曽山先生:
これまでの写真購入は先生達が撮った写真を業者に渡して、現像されてきたものを先生達がクラスごとに仕分けをして、「○○ちゃんが映っているから○○ちゃんの家族にこの写真いかがですか?」と提案する形でした。
川野先生:
クラス担任としては大変楽になりました。
また、これまでのやり方だと保護者からは選べないので、「自分で見て、選べる」という点でも満足いただけているのではないかなと思いました。
また、連絡帳にも写真を添付できるようになったので様子も伝わりやすくなった実感があります。「子どもと見て話した」「連絡帳の写真でこういうことか!とわかった」などの嬉しいお声も保護者からいただいてます。
上曽山先生:
子どものふとした瞬間をいざ文章で伝えようとすると、長々となり要領を得なく、書く方も読む方も負担になりかねません。写真一枚あるだけでパッと情景が伝わりやすくなったのではないかなと思います。
コロナ禍で減ったコミュニケーションを、情報量多くこまめに伝える
他にもルクミーを利用して良かったことがありましたら教えてください
川野先生:
これまではおたよりが紙だったこともあり、昨年度の2~3月は連絡事項をお送りするぐらいでしたが、4月はルクミーを導入してはじめての新学期だったので、初日に「クラスがどうだったか?」「担任の紹介」を一緒に入れて送るなど、年度開始のタイミングで運用をスタートできたことも良かったと思っております。
また、紙からデジタルになることで、日々の様子をあまり時間を置かずに伝えられるようになりました。これまでは紙で印刷するために「●月●日に出す」とあらかじめ決め、それまでに書く内容を集めていたのですが、おたよりを出すまでの間に詳細を忘れてしまっている……といったこともありました。
それが今は、その日にあったことをスピーディーにお伝えできるようになりました。
上曽山先生:
紙のおたよりだと配布するまで時間がありましたが、今はお届けできる情報もフレッシュなのではないかなと思います。
私はこの園に預けている保護者でもあるのですが、保護者目線でもその日子どもがクラスで何をしていたのかが分かるのは嬉しいです。
コロナ禍で保護者の園への立ち入りを制限したりお子さんの受け渡しの時間も短くなったり、親子参加の行事が減ったりといった状況が続いていました。保護者からしたら園の様子が見えてこないのは不安になるかと思います。
「子ども達の様子をもっとこまめに見せられたらいいのにね」と思っていたタイミングでルクミーが導入になり、先生たちからも写真を使いながらこまめに発信してくれるようになったのは非常に良かったですね。
保護者の方にとっても安心に繋がったのではないでしょうか。
写真の活用や発信ができるようになったので、今後はルクミーの「ドキュメンテーション」機能も使ってみたいと思っています。
まだまだドキュメンテーションの意義も先生同士で共有できていないので、ルクミーを導入した時のように研修の機会を設けて、一歩ずつ前進していきたいです!
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