仕事の楽しさややりがいを実感してもらうという「目指したい姿」のイメージを共有できた
- 仕事の楽しさややりがいをもっと感じられるようにするにはどうしたらいいか?といろいろ模索していた
- 細かい日々の業務に追われてどこか焦りが生まれていた
- 職員研修を考えるにも、時間の制約があったり、手がかりがないことが多かった
- セミナー(保育をどうしよう未来会議)で目指したい姿のイメージを共有することで道筋が見えた
- データ連携によって書き写しが減ることで記録の手間が短縮できたり、手元の端末ですき間時間をうまく使えたりするので、ゆとりが生まれた
- ルクミールームで研修動画がいつでも好きな時間に見られるので、今後の職員研修にも活用ができそうと思った
NPO法人バディー おおきな木
園長 山本 敏彦 先生
(静岡県静岡市)
園の運営改善のためのヒントを探していたところ、目指したい園の姿のイメージに共感
おおきな木さんでルクミーを導入しようと思った背景について教えてください。
私はもともと放課後等デイサービスの職員兼イベント託児、ベビーシッターの運営・手配などをしていました。おおきな木に着任したのは3年ほど前からです。
同じ法人とはいえ、自分は保育の専門家ではないですし、現場のことはもともといる先生たちにお任せしようと最初は思っていたんです。でもよくよく話を聞いてみると、先生たちも日々手探りで上に対して方針を示してくれることを期待していたんですね。
それを知って「よし、一緒に勉強しよう!」と思ってICTとかツールうんぬんの前に、まずは保育に関する勉強から入ったんです。本もたくさん読みました。
いろいろ研修などの情報を探していた時に出会ったのが「保育をどうしよう未来会議」でした。
そこでルクミーのことも知って、ICTを活用した結果目指したい園の姿をみて非常に共感できました。
ICTという言葉は着任当時から一般的で、職員の業務も大変なのは知っていたのでICTの活用自体は前向きでした。
イメージを共有できたということですね。ルクミーを入れる前は手書きの業務だったのでしょうか?
いえ、地域支援のために園はあると思っているので、地元支援の意味で地元の会社の登降園やおたより送信のシステム、一般的な写真管理のシステムなどをもともと入れていました。
ルクミーを知って写真販売もできる上にそれらが一括でできるなら良いかなと思ったのがきっかけではありますが、それ以前の根本的なところとして、園の存続に対する危機感解消のためのヒントになりそうだな、と感じたところが大きいです。
待機児童解消のためにできた小規模保育園なので、当園も例に漏れず、毎年定員が埋まるのが遅く、少子化がもっと進み公立園で受けきれるようになったら園自体がなくなるという危機感をもともと感じていました。
加えて、当時園の離職率も高く、今の園を仕事していておもしろい園にするにはどうしたらいいか?ちょうど考えていたところだったんです。
やりがいを感じて、楽しいと思ってもらえる園づくり、というイメージをルクミーなら持てたので切り替えることにしました。
ただ、移行期間は長めに設定しました。
未来会議の録画動画を現場の先生たちにも見てもらい、ビジョンを共有した上で、「この時期には切り替える」というゴールだけ先に伝え、ゆっくり慣れていいよと声をかけながら切り替えを進めました。
保護者に対しても、来年度から切り替えますと2月ぐらいからお伝えして、4月から本格利用をスタートしました。
『お互い初めてなので一緒に慣れていきましょう、こまったら僕がなんとかします』と伝えました。
導入時はマニュアルや使い方の動画もそろっていたので、それらも活用しました。
業務に対する焦りが減り、ゆとりができたように感じる
使い始めて数カ月経って、詳しい使い方を教えていただければと思います。たとえばおたより機能ではどんな内容を配信しているのでしょうか?
コロナなど市からの伝達事項や、HP更新しました、写真掲載しましたなどの更新連絡、その他これまで紙でお配りしていた献立や園行事のお知らせなどをPDF添付したりしています。
ルクミー導入後に新たに始めたのは、園だよりですね。職員から書いてほしい、発信してほしいと言われたのもあり、月一で私がコラムを書いています。
クローズドな業界なのであまり知られていませんが、職員たちみんな一生懸命やっていることをもっと知ってほしいと思って書いています。
今後は少しずつ主任の先生にも任せようと思っています。
現場の先生方の体感としてはいかがでしょうか?
負担が減って「あれやらなきゃ!」という焦りがなくなったように感じます。
データ連携によって書き写しがなくなって、些細な記入の手間がなくなりました。また、手元の端末ですぐ確認したり書き込んだりができるので、すき間時間をうまく使えることもあり、焦りがなくなってゆとりができたのも大きいと思います。
職員にアンケートをとってみたのですが、「記入の場所を選ばない」「書き写しの手間がない」など、負担軽減の実感は勿論ですが、「連絡帳を忘れて登園すると、家庭での様子(情報)がなかったが、アプリなので連絡帳忘れがそもそもなくなった」「休みの日の家での様子もわかる」「休みの日にもおたよりを送れる」「連絡帳送信後も見返せる」など、デジタルだからこそ新たにできるようになったこともあったようです。
さらに、保護者コミュニケーションの面でも下記の声がありました。
「連絡帳にも簡単に写真を載せることができるので、保護者に保育を知ってもらうことができたり、活動中の子どもの様子をよりわかりやすく伝えることができる」
「今までの連絡帳のスペースでは伝えきれなかった内容など、子どもとのやり取りを幅広く書けるようになった。活動の写真や家庭での写真を見ることで子どもの様子がより伝わる」
写真で楽しそうな様子を見ることができるので嬉しいです!と声をかけてもらったりもしているようで、職員も導入のメリットを実感しているようです。
「ルクミールーム」も保育の研修支援としてうまく活用していきたい
今後、さらにこんなことに活用していきたい、という展望があればお聞かせください。
先日ご案内いただいた「ルクミールーム」がとても良いなと思っていて、ぜひこれから使っていきたいです。
※ルクミールーム…ルクミー導入園限定のお役立ちサイト。ルクミーの使い方はもちろん、研修動画など保育のお役立ち情報がまとまっているサイト。
研修係が園内に2人いるので、ルクミールームを使って保育研修を考えてみてとお願いしているところなんです。ルクミー みらい保育スクールの「主体性コース」にも参加しまして、現場の主体性を大切に育てていきたいという思いもあるので、トップダウンでなく自分たちで考えて作っていく主体性を大切にしたいと考えています。
例えば、子どもたちの発見がおもしろいなと思った瞬間を教えてくださいというアンケートを毎月やっているのですが、結果を共有して「これおもしろいね」という話が職員から自発的に広がるとすごく嬉しい気持ちになります。
保育園は開園時間が長いため会議や研修は勤務時間外にやっている園もあると聞きますが、絶対に勤務時間内でやりたいと思っています。
全員で顔を合わせるのが難しいなら、思いを共有することで、意識合わせをしていきたい。
そういった点でルクミールームは、研修動画のアーカイブが公開されているので、同じ情報をそれぞれが好きな時間で見られる、という仕組みが用意されているのが画期的ですね。
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