保護者共有や年度末の成長展準備にルクミードキュメンテーションをフル活用!簡単に作れて職員間の共有も増えた
- 以前はドキュメンテーションをエクセルで作成。写真を一枚いちまい選んで貼り付けていた。
- 保護者への共有は印刷をして園内に掲示していた。
- 午睡の合間に簡単に作成できるようになった
- とりあえず写真を撮っておいてタグ付けすればいいので探すのも楽になった
- 保護者への共有もおたよりで添付・アプリ共有ができるようになってからはアプリで直接共有できるように
ルクミー みらい保育スクールの往還型コースでは「ドキュメンテーション活用」をテーマにした研修を実施しています。その研修に参加された園・施設さまの中で、ルクミードキュメンテーションを上手に活用されていた、天神保育園の小松先生にお話をおうかがいしました。
研修を通じて、一枚の写真の大切さを強く実感
Q. 天神保育園さんが研修に参加されようと思ったきっかけを教えていただいてもよいでしょうか?
ドキュメンテーションの作成はもともと2~3年前から取り組んでいて、作り方のコツをちゃんと学びたいと思ったことがきっかけです。
私が参加する以前に、同じ園の他の先生も参加されていて、研修の内容がとても良かったのでオススメされました。
Q. 天神保育園さんが研修に参加されようと思ったきっかけを教えていただいてもよいでしょうか?
一枚の写真の大切さを強く実感しました。
何気なく撮った一枚から、この子はこういう風に思ってたんじゃないか、などと立ち止まって考えること自体もそうですが、グループワークで子どものことを知らない他園・施設の先生方からいただく視点も、新鮮でした。
たった一枚でもいろいろな見方があるのだな、ということを学べたと思います。
とりあえず写真を撮っておくだけでいいので便利!タグ付けをしておけばあとから探しやすい
Q. 今はルクミードキュメンテーションを活用されているとのことですが、以前はどうやって作られていたのでしょうか?
以前はエクセルで作成していました。写真を一枚いちまい選んで、エクセルに表示させる形式です。
保護者への共有は印刷をして園内に掲示していました。
年度末に成長展のプロジェクト保育をしているので、ルクミードキュメンテーションのストーリーでそれが作れればいいなと思って、エクセルでの作成からルクミーに切り替えました。
ルクミーの場合は、ストーリーのもとになるヒトコマ機能がありますが、それがコメントなしで登録できるようになったのがすごく便利だなと思いました。
とりあえず写真だけ撮っておいて最低限のタグ付けをするだけで、あとで探せばいいので。
Q. 写真にはどんなタグを付けていますか?
主に園児の名前を付けているのと、プロジェクト保育で毎月決めているテーマを付けています。たとえば「表現あそび」など。
今まさに三月の成長展に向けての準備中なのですが、「表現あそび」でタグ付けしたものがすぐ探せるので、写真を探すのにすごく便利そうだなと思っています。
午睡の間にストーリーを作成。保護者への共有も簡単に
Q. 保育をしながらですと、なかなかドキュメンテーションを作ることが難しい、という場合もあるかと思いますが、天神保育園さんではどういうタイミングで作っていますか?
主に午睡中に作成しています。フロアでチーム保育しているのですが、曜日ごとで分担して、ストーリーを作成しています。
15~30分ぐらいであまり時間もかからず作れています。
今は毎日、幼児・乳児でそれぞれストーリーを作って保護者に共有しています。
これまではPDFを保存しておたよりに添付していました。
保護者共有自体は現場ではなく理事長が行っているのですが、先日保護者アプリに共有する機能ができたので、保護者共有の手順がさらにいくつか省けるようになったようです。
これまでは園に来ないと保護者は掲示物を見られなかったのですが、スマートフォンで見られるようになったのはICTに切り替えて良かったことのひとつだと思います。
職員同士で協力し合ってノンコンタクトタイムをみんなで作るところから語り合いの時間を確保
Q. その他にルクミーに切り替えて便利になったところや以前と変わった部分はありますか?
ドキュメンテーションだけに限ったことではないのですが、連絡帳に写真を添付するときに、他の先生に写真の背景を聞くなどで他の先生の保育の話を聞く機会が増えました。
当園ではチーム保育をしているので、一人の子に複数の先生の視点が生まれます。自分が見ていない瞬間の、子どもの姿が写真に残っていることで、「この子たちこんな活動してるけどどんな感じだった?」「この前にこんなことをしてたから、この写真につながったんだよ」という会話が生まれました。
それから、園の先生の三分の一ぐらいが既にルクミーの研修に参加しているのですが、研修の時間でやったような、「語り合い」の時間はしっかり持つことができていませんでした。
そのため、ノンコンタクトタイムを作るところからスタートしました。
みんなで協力し合って配置を考え、どうやったら計画的にまとまった時間を確保できるか、時間単位で交代でとれるか、ぬけられる時間はあるかなど、いろいろ洗い出して、見直しました。その結果、去年よりノンコンタクトタイムがとれるようになったと思います。
ノンコンタクトタイムがとれるようになり、今は作成したドキュメンテーションを職員会議で共有し合うように変化しました。
ドキュメンテーション研修講師:川辺先生からのアドバイス
「語り合いをしよう!」と思うと、しっかり時間をとらなければと思いますよね。
でも、研修内のワークショップでも実施していますが、一枚の写真の対話は10分あればできるんです。一人持ち時間2~3分で、四人が順番に意見を言ってだいたい10分。
それを重ねて、一枚の写真について深く話すことで読み取る力は自然とついていきますよ。
また、写真にコメントを付けること自体は(SNSなどで)慣れている先生もいらっしゃるので、コメントをどうやって付けるかよりも、そのコメントにどんなことが書かれているか、どういう視点で見ているか、の方が大切です。
まずはいろいろな視点でコメントをしてみる、という、まさに今やっていることを積み重ねていってくださいね。
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