小中学校のICT導入に伴いこども園でも保護者連絡をICT化。ルクミーで保護者連絡が便利になり、保育者の負担削減にも

長野県野沢温泉村が運営する幼保連携型認定こども園「のざわこども園」では、保育関連の業務の負担軽減のため、2022年4月よりルクミーを導入いただいています。

今回は、野沢温泉村教育委員会こども支援係の河野様と、のざわこども園の吉越先生、上松先生に、ルクミー導入にあたっての経緯と導入後の変化についてお話をおうかがいしました。

ルクミーが一番使い勝手が良さそうだと思い導入へ

まずはルクミーをどういった経緯で導入いただいたのかおうかがいできますか？

河野様

野沢温泉村では、国の動きと合わせて2022年には小中学校の連絡にも電子黒板を全校に導入完了しており、比較的早い段階から教育現場でのシステム導入について積極的でした。

子どもたちの発達段階を踏まえ、就学前教育と保育を一体的に行い、家庭と地域の子育ての向上を図ることは、公立こども園の目的のひとつでもあります。そのため、自然な流れで保育施設にも導入しよう、という動きになり、保育ICTシステムの導入に踏み切りました。

いくつかの会社に問い合わせをし、説明いただいた結果、ルクミーが一番使い勝手が良さそうということで、ルクミーに決めました。説明がわかりやすかったのもあると思います。

自治体の方針としてICTの導入に前向きだった背景があるのですね。ちなみに、導入をはじめるにあたって、園内で説明会等は実施しましたか？

上松先生

はい、先生方に説明をしました。先生用だけでなく保護者用のアプリも事前にスマートフォンにいれたりなどして、保護者目線でどのように見えるかも事前に確認をしました。

当然こういったツールに慣れていない方も中にはいるので、最初はスムーズにはいきませんでしたが、使っていくとだんだんと便利さを実感するようになりました。

勤務している先生方の年齢層は20～60代と幅広いですが、年代というより、プライベートでの慣れの方が大きいですね。当たり前ですが、新しいものに挑戦することは誰でも難しいと思います。

苦手意識を持っている先生も、これから1～2年くらいかけて慣れていければ、と思っています。

総合的に考えれば先生方の負担も減ったのかなと思います。

朝の電話対応や保護者連絡について保育者の負担削減になり、保護者からも好評

具体的にどんなところが楽になったかおうかがいできますか？

吉越先生

連絡帳の記入が特に楽になったと思います。これまでの手書きの連絡帳であれば、共通でお伝えしたいことも、一人ひとり書かなければいけませんでしたが、ルクミーでは一箇所に書けば全員の連絡帳に反映されるので、その分書く手間が減りました。

また、これまでは電話ベースだった朝の欠席や遅刻の連絡も、保護者はアプリ経由で送信できるので、これまで大変だった電話連絡の対応も減りました。

以前は電話専用の対応の者を配置するなどしていましたが、その対応のための時間は大幅に削減できているかなと思います。

それからおたよりも、今まで紙で印刷をして配布していたところ、ファイルを添付して送れるため、その分の印刷代・時間の削減になっています。

最後に、今後こういうところをもっと便利にしていきたい、など展望についておうかがいできますか？

上松先生

指導計画など帳票の作成についても、ツールをうまく使っていけたら良いなと思います。

河野様

それから、小中学校での保護者連絡の話を最初にしましたが、ルクミーが保護者に好評なので、小学校・中学校のメール配信（お知らせ・緊急連絡等）もいずれはルクミーで統一できたら良いなと思い、今ルクミーに相談しているところです。