ルクミー みらい保育スクール

正解がない保育の世界で、実現したい世界を切り拓く!新年に読みたい4人の挑戦者のストーリー

2022年01月14日

「これからの時代に生きる子どもに何が大切か」という問いは、保育所保育指針・幼稚園教育要領の改訂によって徐々に浸透しつつあります。

保育者主導の保育から子ども主体の保育へと、保育のあり方を転換しはじめた、もしくはこれから転換しようとしている園・施設は多いのではないでしょうか。

そして、「当園・当施設で目指したい姿は明確になったけれど、どのようにして進んでいけばいいのか」と、日々心折れそうになりながらも、試行錯誤して前進しようとされている園様も多いことと存じます。

ルクミー みらい保育スクール」では、園が子ども主体の保育に転換する際に、研修というかたちで知識やノウハウをご提供して参りましたが、今回の特集では、研修の実現にご尽力いただき、ご自身も子ども主体の保育の挑戦者であられる4人のアンバサダーにお話をうかがいました。

挑戦を決意したとき、どのようなことを想い、何を感じていたのでしょうか。

これから理想の保育を目指す人々の心にそっと火をつけ、後押ししてくれるようなエピソードをご紹介します。

理想の保育ができない今は、必要な準備期間。下積み時代の縁や経験が挑戦を支えてくれた~RISSHO KID’S きらり岡本 坂本喜一郎園長


社会福祉法人たちばな福祉会 常務理事
RISSHO KID’S きらり岡本 園長

坂本 喜一郎 先生

私が保育業界に入って、32年が経ちます。
園長になるまでに、小学校や幼稚園の教員、そして園でも副園長を務めるなど、下積み時代が長くありました。

私の親は、施設長や理事長を務めています。そんな親のことは人として尊敬していますし、目指す山頂も同じです。

しかし、私が目指す保育・教育観やアプローチとは異なりました。私は子ども主体の保育を目指していたんです。

時にはぶつかり、「園の雰囲気を壊さないよう出ていきなさい」と言われることも。

「やりたい保育ができない」と、もがき苦しむ下積み時代を過ごしました。

しかし下積み時代だからこそ、園の外へ出ていく時間をもらいやすく、気になる研修にも参加できました。

さまざまな保育現場も見に行きましたし、妹尾先生や渡部先生、堀先生にも出会うことができました。

だから今もがき苦しんでいる人も、「自分はダメだ」とか「自分にはできない」などと思わずに、今を前向きにとらえて良い時間の使い方をしてほしいと思います。

自分が園長やリーダーになったときに、いいスタートを切って思い切りアクセルを踏めるよう準備をしておくことが大切です。

「今は準備期間」だと考えてみてはいかがでしょうか。

子どもも大人もみんなが主体となる保育づくりを、みんなで楽しむ。面白がる。その協創するプロセスにこそ、とても大切な価値がある。 ~つばさ福祉会常任理事 渡部史朗先生


社会福祉法人つばさ福祉会 常務理事

渡部 史朗 先生

子ども主体の保育と言われますが、そんな保育の型や方法は無いのです。保育にかかわるすべての人がそれぞれ主体ですから。

私の園でも常にみんなで悩みつつ、試行錯誤や探究を続けています。

その中でも、大切にしようと心がけていることはあります。

まず、子どもも大人も一人の人間として尊重し、一人ひとりが対話して思いを共有しながら、保護者や職員も子どもと共に学び合い、園生活を協創する民主的なプロセス。

そして、発達や成長の可能性を考慮し子どもに任せる範囲を広げつつ、子どもと大人が共に「何?なぜ?」などと興味を共有して面白がり、協同的に探究していく哲学的なプロセス。

その過程で保育者は子どもの声をよく聴き、子どもの姿をよく見て、一人ひとりを理解しようと子どもや関係者との対話や関係に努めます。

加えて、子どもの体験や活動を、保育者や保護者が自分の尺度で成功、失敗などと評価しない事も大切です。

大人から見れば失敗でも、子どもは体験から学び、繰り返し創意工夫してチャレンジし続けますから。

そういう実践や探究を面白がりながら積み重ねることが、自分たちの保育の軸となる価値や考え方を探究し、見出すことにつながると思います。

しかし、ときに保護者や職員からは明確な正解や結果、方法論を示して欲しいと求められます。

また最近は視覚化が求められ、新型コロナ感染症の影響もあり、保育の「見える化」も促進されました。

ただ、その「見える」ことが生まれるまでのプロセスにこそ、とても有意義で価値ある子どもの「発達や成長」「学び」「内的動機づけ」などが生まれる源泉があると思います。

だから私たちは一人ひとりの子どもの育つプロセスに目を向け、見えないことを見ようと努め、保育者や保護者とも対話しながら共に考え合い、協創していくことを大切にしていきたいと思っています。

子どもの今は「今」しかない。職員の理解と仲間の存在が、挑戦する心を支えてくれた~仁慈保幼園 理事長 妹尾正教先生


社会福祉法人仁慈保幼園 理事長
世田谷代田 仁慈保幼園 園長

妹尾 正教 先生

私は保育者として現場に入り、担任などの経験を経て、36歳で園長になりました。
それまで硬直した現場を見てきたので、「子ども主体の保育に変えよう」と思ったんです。

そして、現場や保護者、子どもたちに対し「いいことをするのだ」という意気込みで変革の内容を説明しました。

すると拍手が出るどころか、保育者やそれまで関係の良かった一部の保護者からも強烈なバッシングを受けることに(苦笑)。

反対派の意見は強烈でした。変えようとしているところに反対の圧力がかかったことで、私は心が折れそうになったんです。

そのようなときに支えになったのが、一部の理解ある職員と、保育業界で同じ志をもつ園長たちでした。
愚痴を言ったり、目指す理想の姿を夜遅くまで語り合ったりしたことを思い出します。

保育を変えるのはとても大変なことです。

そのときに、ひとつだけ思っていたことがあります。

それは「大人は来年でいいやとか10年後でいいやと言うが、子どもの今は『今』しかない」ということです。
そう思うと、見て見ぬふりはできなかった。

どんなに苦しくても、立ち上がって少しずつ変えていこうと思えたんです。

皆さんにも、そういう信念を持っていただけたら嬉しいです。

途中でやめると「エラー」や「失敗」になる。でも、やめなかったら「うまくいかなかった時期」になる~認定こども園さくら 堀昌浩園長


社会福祉法人鐘の鳴る丘友の会
認定こども園さくら 園長

堀 昌浩 先生

私も、うまくいかなかったことの連続でした。
誰しもトライするときに「エラーする」と思って挑戦する人はいないですよね。「いいものだ」と思ってやるんです。私もそうでした。

ちょうど世代交代で私が園長になるとき、世の中は「育児担当制」や「子ども中心の保育」が言われ始めた時期。当園は第一園。第二園があり、園長に就任当時、子どもは合計360名、職員は70名いました。

私が「育児担当制をやろう」と言ったとき、「うちの定員規模ではできません」と言われ、職員のうち20名が辞めました(苦笑)。

しかし全国を行脚して、なんとか16名をかき集めて実施することに。

そしてひと月ほど経つと、職員から「子どもたちの噛みつきやひっかきがありません」と言われました。保育士の意図が優先される画一的な保育をやっていた頃は、噛みつきやひっかきが頻繁に起こっていたんです。

子どもたちの心が安定したことで、そのような行動がなくなったのではないかと思います。

その結果、直立して指示待ちをしていたような職員にも、この保育の効果が認知されていったんです。今、保育を自分の言葉で語れるようになってきたのは、もがき苦しみつつも楽しんだ時期を越えたからでしょうね。

今振り返ると、なくてはならない時期だったと思います。最初からすべて順風満帆な人はいませんからね。

途中でやめていたら「エラー」や「失敗」と呼んでいたかもしれない。でもやめなかったから、「うまくいかなかった時期」として振り返ることができているんです。

まとめ

最初からうまくいく挑戦はないものの、理解者と語り合って前を向き、「いつかこの時期を笑い飛ばそう」というくらいの気持ちで困難に立ち向かうことが大切なのだと伝わるエピソードの数々でした。背中を押してくれる熱いお話、ありがとうございました。
ルクミーみらい保育スクールが園・施設の皆さまの活力となるよう、そして保育の質向上に貢献できるよう、気持ちを新たに取り組んでまいります。
今年もよろしくお願いします!例でした。

本インタビューは『スマート保育園・幼稚園・こども園通信』2022年度1月号にも掲載されています。
こちらからPDF版をダウンロードいただけます。
※Web版とPDF版で編集の都合上、一部内容が異なる場合があります。
※記載内容はインタビュー当時の内容です。

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